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今回のトピックは不倫と妊娠です
「不倫は文化」という発言を石田純一さんがされて、かなりバッシングを受けたことがありました
最近のツイッターなどネットを見ていると
不倫をしている芸能人の方に対するバッシングは常軌を逸していると思います
不倫は、夫婦と不倫相手の第三者だけの法律問題ですから
部外者のバッシングは、単なるお祭り気分なのか、ファンが怒っているのか、不倫の被害者の憂さ晴らしでしかないと思います
不倫を肯定するわけではありません
ただ、弁護士のところには、ものすごい数の不倫の相談があります
僕は最高で一日に8件の離婚相談を受けたことがありますが
そのうち5件が不倫でした
弁護士をやっていると「不倫は文化」という言葉は、あながち間違いではないと感じます
【不倫をして妊娠をしてしまうとどうなる?】
男性が不倫をしている場合と
女性が不倫をしている場合とでかなり変わってくると思います。
正直、女性が不倫して妊娠に至った場合の方が複雑な法律問題が生じます。
僕の経験した案件ですが、子供が20歳を超えた時点で
20年間実の子と思って夫が育ててきた子が、自分の子ではないと判明した案件がありました。
このケースでは、離婚原因になるのは当然のことで
それに加え、夫が妻に対して、非常に高額な慰謝料と、子供の養育にかかった費用の返還を求め裁判になりました。
不倫をやめましょうなどと今更いうつもりはありませんが
せめて避妊はしっかりしないと、取り返しのつかないことになりますよ、というところは強くいっておきたいと思います
【相手の男から慰謝料はとれる】
不倫での妊娠は、双方の同意の下、性交渉に至った結果です。
つまり妊娠に至ったのは自業自得であって、相手方の不法行為ではないので、慰謝料はとれません。
「避妊してもらいたかった」という話をされる女性も多いですが、
暴行や脅迫があったという強姦(強制性交等)にあたるレベルでなければ、
やはり不法行為にあたるとの判断にはなりづらいでしょう。
【不倫相手女性の妊娠は、相手の男性が妻との離婚を裁判所に認めさせる理由になる?】
結論としては、なり得ません。
例えば、不貞発覚後に別居になり、その後長期間にわたる別居をしていて夫婦関係が破綻しているという事情があっても、
離婚原因を一方的に作った当事者(有責配偶者)からの離婚請求を、裁判所は認めません。
夫婦関係を破綻させる原因を作った側から、「夫婦関係が破綻しているんだから、離婚をさせてくれ」と請求するのは権利の濫用だ
という法律解釈を裁判所はしております。
不倫をして、妻以外の女性を妊娠させておきながら
「他の女性を妊娠させてしまったから離婚してくれ」
などという虫のいい話は通りませんよ、ということです。
逆に妻側は、夫の不貞を原因として、離婚請求は出来ますし、
夫と相手の女性を相手取って慰謝料請求ができます。
その場合の相場は、150~300万円あたりだと思います。
【不倫で妊娠しても認知や養育費は請求できるの?】
内縁関係の妊娠でも、不倫での妊娠でも、生物学的な父親に対しては認知の請求ができます。
認知をすれば、戸籍の父親欄にその男性の名前が載りますし、男性の戸籍にも認知した旨の記載がなされます。
そして子は非嫡出子(結婚していない男女間の子ども)ということになります。
また、父親である以上、子を扶養する義務が生じますので、
その男性に対して養育費の請求ができます。
この場合の養育費の計算は、
相手の男性が、
妻と妻との子+不倫相手の子
を養育するという前提で、相手の男性の収入、妻の収入、不倫相手の収入、そして子の年齢などから算定していきます
その算定方法は結構ややこしいのですが
弁護士に相談されれば、さらっと計算してくれます
但し、不倫相手の女性が、結婚している男性に対して養育費の請求などしたら
その男性の妻が黙っているわけがありません。
結果的に、妻から慰謝料請求を受けるという藪蛇の結果を招来することもあります。
養育費は子のためのお金なので、請求すべきではありますが、
美味いことやらないと、月々数万円の養育費を受け取るために300万円の慰謝料を支払わされるということにもなりかねません
【結論】
不倫のことを「火遊び」などと表現することもありますが
それがバレてしまうと高額の慰謝料問題になりかねません
(ときどき、お金を持っている社長さんが「どうせ300万円くらい準備しておけばいいんでしょ」とおっしゃることがありますが・・・)
さらに、妊娠にまで至ってしまうと
火遊びどころか大炎上大爆発になってしまいます
もう一度言いますが
不倫をやめましょうなどと今更いうつもりはありませんが
せめて避妊はしっかりしないと、取り返しのつかないことになりますよ、というところは強くいっておきたいと思います