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ここ数日の間に

有名人の薬物関係の逮捕が続きました

 

 

先日の田代まさし氏(覚せい剤使用)と

國母和宏氏(大麻の密輸)

 

 

これに続き、昨日

仮想通貨への投資などで著名な

人気トレーダーのKAZMAX氏が

MDMAの使用で逮捕されたとのことです

 

 

報道によると

渋谷のクラブにKAZMAX氏がいるところに

警察が踏み込み、任意提出を受けた尿からMDMAの成分が検出されたため

現行犯逮捕されたとのことです

 

 

これから小学生にもわかるように

MDMAって何?

・どんな刑罰が課せられるの?

・体内からMDMAの成分が検出されてるのに否認できるの?

・今後の捜査の流れと仕事への影響は?

・仮想通貨の相場操縦(詐欺)疑惑はどうなる?

などについて解説させていただきます

 

 

なおYouTube動画でも説明させていただいておりますので

  • こちらもご覧ください

https://youtu.be/k42yk6zDpJI

【MDMAって何?】

まずMDMAというのは

いわゆる合成麻薬

化学的に加工された人工的な薬物です

 

 

ではどんな形状なのか

わからない方も多いと思います

 

 

薬物というと覚せい剤のように粉状のものや

大麻のような葉っぱを想像する方が多いと思いますが

MDMAは粉でも葉っぱでもありません

 

 

錠剤で流通していることが多いものです

 

 

薬物の種類や刑罰については

 

 

こちらのYouTube動画で小学生にもわかるように解説しています

https://youtu.be/AzeXUNyNeVQ

 

 

【どんな刑罰が課せられるの?】

MDMAは

麻薬および向精神薬取締法

という法律で規制され、罰則が定められています

 

 

麻薬および向精神薬取締法

とかいうと長ったらしいですが

いわゆる麻薬取締法とか麻向法とかいわれている法律です

 

 

去年逮捕され大きく報道されたピエール瀧氏が使用していた

コカインもこの法律では規制されています

 

 

MDMAやコカインの使用の刑罰は

7年以下の懲役

です

 

 

所持や譲渡も同じです

なお、覚せい剤の使用は10年以下の懲役なので

これに比べると少し軽いですね

 

 

【体内から薬物が出てるのに否認できるの?】

 

 

報道によると尿からMDMAの成分が検出されたのに

KAZMAX氏は否認(要は犯罪をしてない、そのつもりがない)しているとのことです

 

 

まず体内からMDMAの成分が出ていること

つまりなんらかの形で服用したこと自体はほぼ争えないと思います

 

 

稀に警察官が他人の尿と取り違えた

尿の中に他の人の尿などを入れた

などといって争われることがあります

 

 

これが真実であれば無罪となるわけですが

実際このようなトラブルにならないように

複数の警察官が立ち会って採尿手続を行い

取り違えないように封をするなどして保管していますので

この言い分が通ることはほとんどないかと思います

 

 

次に考えられるのは

体から成分が出てきたことは争わないけど

・無理やり飲まされた

・間違って飲んでしまった

・知らぬ間に飲まされた(混入された)

という弁解です

 

 

意外とこういう弁解は多いです

否認しているのが真実であれば

おそらくKAZMAX氏もこのうちのどれかを主張しているのではないかと思います

 

 

では実際の裁判でこれらの否認が通って無罪になるかといえば

 

必ずしも簡単ではない、ほとんど通らない

というのが僕の印象です

 

 

それは被疑者側に

有利な証拠が揃わないことが多いからです

 

 

関係者は罪を逃れるために

皆逃げて、シラを切るでしょうから

誰が持ち込んだのか

誰が飲ませたのか

などの真相が明らかにならないことが多いです

 

 

この日、クラブに誰が薬を持ち込んだのかなど

まず明らかにならないでしょう

 

 

その一方で、

警察にKAZMAX氏の情報をリークした人がいるわけですから

KAZMAX氏の薬物利用を裏付ける目撃証言などは

警察が揃えられるはず

 

 

そうなると

やはり否認で戦うのは簡単ではないだろうなと思います

 

 

【今後の手続とKAZMAX氏の仕事への影響は?】

 

先ほど述べたように

体内からMDMAの成分が出ている状況で

否認が通る可能性は低いので

起訴される(刑事裁判にかけられる)可能性は高いのではないかと思います

 

 

 

 

刑事裁判にかけられるまでは

逮捕(最大72時間)

勾留(10日間+延長10日間)

※否認事件、関係者の事情聴取や携帯電話などの解析が必要となると10日間の延長は不可避ではないかと

起訴

という流れを経ます

 

 

そして特に否認事件の場合

勾留の間、弁護士以外との面会が禁止される可能性(接見禁止)があります

 

 

こうなってしまうと

外部の仲間や部下に直接仕事の指示をすることはできなくなります

 

 

また投資なども直接できなくなります

先日もFXをやっている途中で逮捕されたため

大損を被った依頼者がいました

 

 

こうなると

・KAZMAX氏のオンラインサロンへの配信

・会社や個人への投資助言

・会社経営

・自身の株や仮想通貨などの取引

が全くできなくなります

 

 

 

その結果、

オンラインサロンの登録者離れや

登録者や投資助言を受けている会社などからの損害賠償

自身の投資取引の滞留

などによりかなり大きな経済的な損失を受ける可能性があります

 

 

さらに

MDMA使用の初犯の場合

想定される刑事裁判の判決は

懲役1年6月 執行猶予3年

です

 

 

薬物で有罪判決を受けてしまうと

KAZMAX氏と取引のある会社

投資顧問契約をしている会社は

コンプライアンスなどの観点から取引を打ち切る可能性が出てきます

 

 

やはりこの契約打ち切りによっても

大きな損害を受ける可能性が出てきます

 

 

【仮想通貨の相場操縦(詐欺)疑惑について】

 

 

週刊文春の報道によると

KAZMAX氏は自身の運営するオンラインサロンを利用して

仮想通貨の相場操縦を行なっていた可能性があるとのことです

https://bunshun.jp/articles/-/12455?page=1

 

 

事実関係は不明ですが

金融庁なども動いているのであれば

場合によっては詐欺罪(懲役10年以下の)などになることもあると思います

 

 

ただ仮想通貨の世界には

立法が追いついていないので

取締りは泥縄になりがちです

 

 

なので慎重な捜査をしている可能性もありますし

最後はやや強引な法律解釈で摘発する可能性もあると思います

 

もしこの詐欺の疑惑で逮捕起訴されることがあれば

被害額は相当額に及ぶ可能性があるので

場合によっては一発実刑の可能性も出てくるかもしれません

【最後に】

まずは薬物はダメ、ゼッタイ!!

MDMAのような気軽に手にできる薬物は

ゲートウェイドラッグとして

覚せい剤などのもっとヘビーな薬物への入り口になりかねません

 

 

今回のKAZMAX氏については

起訴されるか

オンラインサロンや投資顧問の件などが

今後どうなっていくか

さらには仮想通貨の相場操縦にも捜査のメスが入るのか

今後の捜査報道を見守りたいと思います

 

 

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