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女優の沢尻エリカ氏がMDMA所持で逮捕されました

本人は犯罪事実を認めているとのことなので、今後、逮捕勾留を経て、起訴(刑事裁判)にかけられることになります。

(引用 シネマトゥデイ 写真 日吉永遠さん)

https://www.youtube.com/watch?v=qXesYrwCRms&t=7s

 

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑動画でも解説させていただいていますが、

これから

・MDMAとは?

・逮捕された沢尻エリカ氏はこれからどのような流れで起訴されることになる?

・予想される判決は?

・出演した映画やドラマはどうなるの?

・予想される損害賠償額はどのくらいになる?

について解説させていただいています。

 

 

来年の大河ドラマへの出演が決まっていること

出演している映画やドラマが多数であること

CMへの出演も多いこと

などを考えると、賠償額が相当な金額に・・・・

 

薬物についてはこちらの動画で詳しく説明させていただいています。↓↓↓↓↓↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=AzeXUNyNeVQ

 

【MDMAとは?】

 

MDMAといっても皆さんにはなじみがないものと思われます。

先日、有名な投資家のKAZMAX(カズマックス)氏がMDMAの使用で逮捕された際に、MDMAがどういう薬物なのか知らない方がかなりいました。

 

薬物には、いろいろな形状のものがあります

一般的には、覚せい剤やコカインは粉状、大麻は乾燥した葉っぱやペースト状、シンナーは液体といえるかなと思いますが

MDMA基本的に錠剤です

 

沢尻エリカさんはカプセルの中に粉末を持っていたようですが

これはレアです(そして粉末は高額です)

 

MDMAはいわゆるアッパー系で、飲むとテンションが上がり、疲労感がなくなります

ただその副作用は強く、心臓発作や脳卒中のリスクも高まります

 

 

MDMAの使用で逮捕された押尾学さんは

MDMAを一緒に使っていた女性の容態が劇的に悪化したのにその女性を放置してホテルを後にしたため、女性が死亡したということで、保護責任者遺棄致死罪で有罪判決を受けています

 

さらに、依存性も強く、麻薬が切れた後に、強く不安、幻覚妄想などが生じる場合もあります

 

このように、MDMAの利用により

精神の崩壊や生命への危険を生じさせることになる非常に危険な薬物です。

 

しかもこのドラッグは

ファッションドラッグ的にクラブなどで出回っています

この薬に手を出すことで、いわゆるゲートウェイドラッグとして

どんどん薬物依存に繋がっていく可能性も指摘されています

 

 

MDMAは

麻薬及び向精神薬取締法(通称麻薬取締法、麻向法)

という法律で規制されています。

 

 

 

【逮捕された沢尻エリカ氏はこれからどのような流れで起訴されることになる?】

 

今回、MDMAでの逮捕となりましたが

今後、沢尻エリカさんは、捜査手続きを経て、

刑事裁判を受ける(起訴される)可能性が高い

と思います

 

同じ麻薬及び向精神薬取締法の使用で逮捕されたピエール瀧さん(コカイン使用)も

起訴され、有罪判決を受けました。

 

沢尻エリカさんの場合、

MDMAの所持で逮捕ですが、尿を取られそこからもMDMAの成分が出ているという報道なので、今後、さらにMDMA使用でも再逮捕される可能性があります

(捜査が20日以内にスムーズに進めば、起訴時点で所持と使用両方で起訴されることもあります。)

 

基本的な流れとしては

 

 

警察官による逮捕(最大72時間)

送検の後、検察官が裁判所に勾留請求

裁判官が勾留決定(まずは10日間)

捜査が終わっていないので検察官が勾留延長請求

裁判官が勾留延長の決定(さらに10日間)

検察官が起訴

保釈請求

起訴から2か月前後で初回の刑事裁判期日(認めている事件であれば1回結審)

結審してから1か月程度で判決

という流れを経ることになります。

 

最近、薬物などの犯罪を犯した芸能人が

警察署の前で大声で謝罪をして頭を下げる儀式のようなものがよく行われますが

これが行われるのは

起訴された後に保釈が認められて、保釈保証金を支払い、釈放された時点です。

 

起訴される前には保釈という制度はありません

 

なお、保釈保証金は、400~500万円程度ではないかと思います

 

 

【予想される判決は?】

 

 

 

薬物事件の初犯の事案で

なおかつ前科がないような場合は

「主文、被告人を懲役16月に処する。

この裁判が確定した日から3年間この刑の全部を猶予する」

という判決がなされることが多いです。

 

要は

懲役16月執行猶予3

という判決です

 

なお執行猶予というのは

3年間犯罪を犯すなどして執行猶予が取り消されない限り、

1日も刑務所に入らなくていいよという判決です

 

逆に犯罪を犯すなどして執行猶予が取り消されると、そこから1年6月懲役に行かなければならなくなります

 

 

【出演した映画やドラマはどうなるの?】

 

沢尻エリカさんは、「ヘルタースケルター」で日本アカデミー賞主演女優賞を取得するなど

輝かしい女優としての経歴をお持ちです

 

 

来年の大河ドラマの出演も決まっていますので、

NHKもかなり対応に苦慮しているのではないかと思います

 

ピエール瀧さんが逮捕された際

「アナと雪の女王」のオラフをどうするのか
放送中のNHK大河ドラマの「いだてん」のキャストをどうするのか

などの問題が取りざたされましたが

今回も同じ問題が生じます

 

今放映中の「人間失格」を含め、出演した映画は(少なくとも当面)放送できなくなる

ドラマの再放送も困難

CMは打ち切り

来年の大河ドラマはキャスト変更

 

こうなってくると、映画配給会社、制作会社、テレビ局、CMの制作会社、広告代理店、CMを作った企業などはバタバタになりますし

その結果、相当なお金が動くことになると思います

 

【予想される損害賠償額はどのくらいになる?】

 

映画やドラマが放映できなくなることによる逸失利益

既にキャスティングが決まり広告などを打っている来年以降のドラマや映画のキャスティングと広告のやり直し費用

CMに起用していた会社のCM作り直し

その他、女優、モデル、タレントとしての諸々の契約違反によって

莫大な損害賠償を受ける可能性があります

 

その金額は10億円規模になるのではないでしょうか

 

 

なお、ピエール瀧さんの時は、所属していたソニーミュージックが一時的には映画会社やテレビなどへの賠償をすることになったため

賠償の話が裁判には今のところなっていないようです

(ソニーミュージックが賠償した後、その一部をピエール瀧さんに請求するということになるのが通常です)

 

所属しているタレント事務所が、タレントの出演などについて

映画会社などと契約をしますので、通常は契約当事者はタレント事務所です

 

しかし、沢尻エリカさんの場合は

エイベックスから抜けて個人事務所(タレント事務所)を設立しています

 

そうなると契約関係は基本的には個人事務所と映画会社やテレビ局との間でなされることになりますので

その賠償責任も、一時的には契約当事者である個人事務所が負うことになります

 

しかしながら、個人事務所に億単位の賠償責任を負担するだけの支払能力がなければ

沢尻エリカさん個人が訴えられる可能性が高いと思います。

(このあたりはやや複雑な法律論ですが、結論としては契約当事者ではない沢尻エリカさん個人に対しても賠償請求ができると思います。)

 

この金額の賠償を支払うことのできる人がどれだけいるでしょうか・・・

 

【最後に】

 

薬物はダメ、ゼッタイ!

今年になって芸能人・有名人の逮捕が多すぎます

しかもまだ続くのではないかという予想まで・・

 

自分自身の体のためにも

家族のためにも

仕事で付き合いのある人たちのためにも

薬物はダメ、ゼッタイ!

 

やくぶーつはやめろ!!

今後の刑事手続の報道と、民事の賠償の報道に注目していきたいと思います。

 

アトム市川船橋法律事務所