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俳優の斉藤洋介さんがオレオレ詐欺の被害に遭われたとのことです

いまだにこの手の詐欺の被害は拡大しています

オレオレ詐欺やアポ電強盗のような高齢者を電話で騙す詐欺がなくならない1つの原因は

固定電話番号と住所という個人情報垂れ流しともいえる電話帳のような気もしています

今回はオレオレ詐欺とともにいまだになくならないパソコンや携帯電話のサイトやアプリ利用をきっかけにした出会い系詐欺でについてです

出会い系サイトやマッチングアプリなど、インターネットを通じて異性との出会いを目指すツールは、今や全盛といってもよいかもしれません。

そして、今後もっと市場が拡大していくかもしれません。

しかし、このようなサイトやアプリの利用には、当然、落とし穴があります。人気の裏には、それを利用しようとする詐欺集団がいると思って間違いないと思います。

 

僕が実際に担当した事案でも、出会い系サイトを運営して、様々な方法で利用者を騙すなどして、多くの方からお金を奪ったというケースがありました。

事件を見て驚いたのは、本当に幅広い年齢層の方がサイトやアプリを利用しているということ、被害に遭う方が日本中にいるということ、そして被害者に女性の方が多かったということです。

 

出会い系サイトとマッチングアプリでは、比較的サイトの方が詐欺被害に遭う可能性が高いように感じますので、今回は、出会い系サイトの詐欺について簡単に説明させていただきます。

 

【巧妙化する詐欺の手口】

① 最初は無料

出会い系詐欺のような場合、入り口部分で警戒させないように、また登録に二の足を踏ませないように、サイト登録時やアカウント取得時に「登録料無料」「メッセージ〇通まで無料」など様々な無料を売り文句にして登録へと誘います。

しかし、一度登録してしまうと、あっという間にその無料分はなくなり、その後は高額な利用料がかかったり、課金が必要になっていくことがあります。悪質なサイトは、ユーザーが気付かないうちに有料コンテンツを利用させ、後から料金を請求するということもします。

明らかにおかしいとユーザーの方々は思うはずなのですが、出会い系サイトを利用しているという後ろめたさ、そして裁判や警察通報するほどでもない絶妙な請求額設定(数万円ということが多い)などから、支払ってしまう方も多いです。

 

② サクラを利用

出会い系サイトの運営側としては、簡単にいうと、ユーザーがサイトを通じて気に入った異性を発見し、その人と連絡を取り続けるために、有料サイトに登録をし、課金を続けてくれればいいわけです。

そのために、詐欺集団は、存在しない人物になりすまし、ユーザーの気を引こうとすることがあります。いわゆる「サクラ」を利用した詐欺です。

メールのやりとりであれば相手が男か女かはわかりません。また、電話をしたとしても、詐欺集団が演技をしたり、なりすますことなどいくらでもできます。

ネットを通じた出会いには常にこのリスクがあると思います。

サクラに引っかかるのは男性の方が多いと勝手に思っていましたが、僕の経験した事案では被害者は女性の方が圧倒的に多かったです。

 

③ 登録した個人情報の悪用

詐欺集団にとっては、サイト登録時の個人情報が価値の高い商売道具になります。

僕の担当した件でも、被害者の方々のメールアドレスに対して、色々な関連サイトからメールを送り付けていましたし、他社に対して個人情報が高額で売却されていました。

一度、サイトに個人情報を登録すると、様々な詐欺有料サイトからの勧誘やマルチ商法などの勧誘も多くなることがあります。

このようなサイトからの勧誘メールが一日合計100通を超えていた方もいらっしゃいました。ビジネスで利用しているメールアカウントにこれだけのメールが来たらたまらないと思います。

 

④ 莫大な利益が手に入るという勧誘

出会い系詐欺などで1000万円を超える被害に遭われている方々は大体このパターンです。

出会い系で知り合った相手(サクラ)から、ある日、「10億円を手にするチャンスが巡ってきた」というようなメッセージが来ます。

そんなことを信じる人がいるわけがない、と思いきや、本当に多くの方がこの話に乗ってしまい、その結果、詐欺による高額被害に遭ってしまっています。

この10億円という一見荒唐無稽な金額が、逆に被害者を信用させてしまう側面があるのかもしれません。またサクラが被害者とのやりとりの中で、言葉巧みに心を掴み、信頼を勝ち取り、そしてサクラとのやりとりへの依存状態を作っていきます。

送金させる流れとしては、まず最初は「事務手数料」「登録料」などの名目で比較的低額なお金を振り込ませます。

その後、徐々に「追加料金が必要」「トラブルが発生したから解決費用としてお金が必要」などと請求額を増額していきます。

最初から高額な金銭を振り込ませることはあまりありません。最初に低額のお金を振り込ませ、そのお金を無駄にしないためにという気持ちを生じさせて退路を断たせるのです。そのうえで、徐々に金額を増額していく。ほとんどがこのパターンです。(この手口は広く詐欺で用いられている手法です)

出会い系サイトで出会った相手からお金を請求されたら、ほぼ詐欺だと思ってよいと思います。

 

⑤ 相手を捕まえられないこと

上記のような詐欺に遭って弁護士に相談される方も多いですが、弁護士に相談する時点で、ほとんどの方が100万円以上詐欺集団に送金してしまっています。

この手の事案の一番の問題点は、相手方の所在を掴めないことが多いことです。またお金を取り返すために裁判をしてみたところで、相手が詐欺集団であれば裁判には出てくることはまずありません。

その結果、裁判で判決をとって強制執行しようにも、相手の実体も資産もわからず、また被害者の方が送金した口座も、不正取得された口座であることが多いため、凍結されていてお金も取り返せない。

つまり八方塞りで、弁護士費用だけが泣きっ面に蜂のようにのしかかってきます。

泣き寝入りという状態にしかなりませんので、詐欺被害を未然に防ぐことが一番大切です。

【出会い系詐欺の予防策はある?】

出会い系サイトやマッチングアプリを利用したこのような詐欺が完全になくなることは恐らくないと思います。

身も蓋もない話ですが、このようなサービスを利用する以上は、リスクのある場所に自ら足を踏み入れているのだという認識は持っていただく必要があると思います。

そして、それ相応の警戒心は常に持つべきです。

 

オレオレ詐欺・振り込め詐欺の被害撲滅が叫ばれて久しいですが、未だに被害は増え続けています。

出会い系サイト詐欺も、その手法が多様化していますので、その予防策を一概に述べることはできません。

ただ、上記のように、ともかく出会った相手からお金の相談を受けたら、振り込まないこと、そして「お金が手に入る」「絶対稼げる」といった「いい話」が来たら詐欺を疑うことが大切です。

また、執拗な連絡も、結局は詐欺への誘因だったり、その他のトラブルのもとになり得るので警戒したほうが良いと思います。

 

また、出会い系サイトの評判、サイト管理者に関する情報、詐欺かもと思ったメッセ-ジ内容などについて、常に検索してみることもよいと思います。

 

【出会い系詐欺に遭ってしまったら?】

もし被害に遭ってしまったら(被害に気付いたら)、まず直ちに過去の詐欺集団とのやり取りをできる限り残しておいてください。

メールやメッセージなど全部揃えられるなら揃えてプリントアウトするなりバックアップをとっておいた方が良いと思います。これがないため、警察が立件できなかった詐欺の案件も多くあります。

そして、その資料をもって、詐欺罪の被害申告のために警察へ、そしてお金の取戻しのために弁護士へ相談に行ってください。

 

警察がなかなか動かないことは本当に多いですし、弁護士に相談しても、これは取戻しは厳しいですよという回答になることも多いです。

しかし早期に動いて損はありません。証拠の保全と警察・弁護士への相談はなるべく早く行って下さい。

消費者センターに相談に行ったり、ご自身で詐欺集団と交渉することもできます。しかし、そうやっている間に相手方に逃げられてしまうリスクもありますし、そこで一個人に押し負けて返金するような詐欺集団はまずいません。

僕がこういうと、営業のためと思われてしまうかもしれませんが、自分でやろうとして間違った方向に走ってしまい手遅れというケースも多いです。

 

弁護士の無料相談を利用すれば、コストはかかりません。間違った方向に走り始めてしまう前に弁護士に相談された方が良いと思います。

 

 

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